← CROSSWAVE EDITION

REVIEW · 楽曲・アルバム

かのうみゆ「Re:Road」、歩いてきた道を消さない感謝

公開 2025-12-28 · 更新 2026-10-27 · CROSSWAVE EDITION

기타를 연주하며 마이크 앞에 선 카노우 미유
카노우 미유.
作品Re:Road内容楽曲レビュー

かのうみゆの「Re:Road」で再び歩く道は、過去をすっきり整理した後の再出発ではない。振り返れば悲しみもまだそこにあり、昔言われた言葉は今も心を刺すことがある。歌はその跡を捨てなければ前に進めないとは言わない。消えない時間まで大切にしたいという願いと、そばの人に感謝を伝える言葉が並ぶ。出発の力は、過去との断絶より今の出会いから生まれる。

2025年5月30日発売のこの曲は、みゆが作詞、西村太貴が作曲・編曲を担当した。公式紹介でみゆは、『トロット・ガールズ・ジャパン』を通して新たに出会ったファンと、子役の頃から応援してくれたファンに向けて書いたと語っている。異なる時期に自分の道へ入ってきた人たちへ贈る歌という背景だ。この説明は感謝の相手を具体的にするが、歌の中の相手をファンという名前だけに閉じ込める必要はない。通ってきた時間を共に覚えてくれる誰かを思う場所も残る。

映像 · YouTube

【6月21日 アビスパ福岡】Re:Road — かのうみゆ

YouTubeで見る ↗

悲しみも歩いてきた道の一部なら

この曲の回想は、良い場面だけを集めたアルバムのようには働かない。大切になった記憶が涙として戻り、傷として残る言葉や消えない過去も浮かぶ。記憶が美しいことと、穏やかであることは別だ。だから過去を愛おしく思いたいという気持ちは、すでに達した平静より、まだ望んでいる態度として読める。大丈夫だったと言い直さず、自分の時間の隣にとどまってみたいという願いだ。

再び歩くという題名の印象も、ここで変わる。出発点に戻ってすべてを書き直す代わりに、通ってきたもののある体で次の日を迎える。昨日より少しうまく歩きたいという気持ちには、大きな勝利の約束より生活の小さな単位がある。前を向く言葉が過去の自分を否定する言葉にならないことが、「Re:Road」の優しさを作っている。

感謝を伝えることと歌いたいこと

誰かに感謝を伝えたい気持ちと、この場所で歌いたい願いは近くにある。どちらかがもう一方の口実になるわけではない。歌い続けたいから聴く人が大切になり、聴く人がいるから歌う場所も具体的になる。みゆが異なる時期から応援してきた人たちに触れた背景は、この関係を現実の時間につなぐ。長く待った人と新たに加わった人が、同じ現在の聴き手になる。

感謝を完成した成功への感想としてだけ聴くと、まだある渇きは見えにくい。語り手は、自分にないものばかり求めていることにも気づく。何を得れば十分なのかと問う気持ちと、すでにそばにいる人を認める気持ちが出会うのだ。そこで歌う場所は、高い位置へ上った後にもらう報酬ではなく、今語りかけたい人のいる場所として近づいてくる。

出会えた現在から、これからの約束へ

未来にも相手がそばにいるかを問う気持ちには、関係の継続への期待と保証できない不安がある。すでに応援された事実だけでは、先の時間は自動的につながらない。だから感謝は過去への挨拶であり、未来の関係に向ける言葉にもなる。果たす約束と今の出会いを並べる表現は、過ぎた日々の決算より、まだすることのある人の現在を示す。

「Re:Road」の道は、一人で意志を固めれば完走できる直線ではない。通り過ぎた人と長く残る人、傷と感謝が、それぞれの部分を作る。歌はすべてを一つの成功談に整理せず、再び出会えた瞬間に重さを置く。聴く人も、応援される場所と誰かを待つ場所の両方を思い浮かべられる。再び歩く理由は、もっと遠くへ行けという命令より、その道で続けたい関係へ近づいていく。

VIDEO · YOUTUBE

かのうみゆ · Re:Road

ソウルLIVE 1999・2026.01.17

撮影・チャンネル:Diego YouTubeで見る ↗

音源・制作情報

sis公式 · みゆのリリースコメントと制作クレジット ↗ · TuneCore Japan · Re:Road公式歌詞 ↗

関連する現場映像

同じ曲を別のライブで歌った映像も紹介する。映像のタイトルと撮影された公演は、下のボタンから確認できる。

すべての映像を見る · 1
かのうみゆ · Re:RoadソウルLIVE 1999・2026.01.17
YouTubeで見る ↗