REVIEW · 放送・映像
かのうみゆ、一人のそばから地球の風景まで — チェンジストリート第12回

DATE2026.03.20VENUECHANGE STREET 第12回 · 弘大ルーフトップTIME番組レビュー
第12回は、かのうみゆの「Stay With Me」と「瑠璃色の地球」を並べて知る機会だ。一曲は誰かにそばにいてほしいと願い、もう一曲は地球という大きな風景を題名に置く。一人が歌う愛の範囲が、近い関係から広い世界へ移る。
公式フル映像が案内する放送日は2026年3月20日。松原みきの曲は1979年のデビューシングル、松田聖子の曲は1986年「SUPREME」の収録曲だ。同じ時代の日本の歌という共通点だけに収まらないのは、題名から見る距離が違うためである。
近くの人へ向ける歌
「Stay With Me」という言葉には、今そばにいる人を失いたくない願いがある。新しい出会いの約束とは違い、今の距離が変わる不安が依頼の中に入る。馴染みの題名を歌うときも、誰へ向けた願いか考えれば、親しい旋律の下の緊張が見える。
シティポップとして知った音楽でも、語り手は特定の誰かを呼んでいる。洗練された街の雰囲気が、近い関係の言葉になる場所だ。原曲への懐かしさと、今言葉を届ける声を交互に前へ置くことが、カバーへの一つの入り方になる。
同じ声で、さらに大きな風景を見る
「瑠璃色の地球」は、一つの関係より大きな風景へ目を向ける。そばにいたいという願いと、共に生きる世界を見る曲を並べれば、同じ愛にも規模の違いが見える。二曲は一つの声に集まりながら、別々の問いを残す。
二曲を続けて聴くと、近くの人への呼びかけを追う耳が、より大きな風景へ移る経験ができる。原曲でそれぞれの時間を聴き、フル映像でみゆの声へ戻ることもできる。二曲が一つの放送で出会った後も、聴く道は複数の方向へ続く。
関連資料
音源・制作情報
公式Stay With Meステージ ↗ · 公式「瑠璃色の地球」ステージ ↗ · Stay With Me原曲案内 ↗ · 「瑠璃色の地球」音盤案内 ↗





