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FEATURE · 아티스트 스토리

かのうみゆが演じるアイベリー、ギターでつなぐ物語 — 『地下アイドルの方程式』

公開 2025-12-21 · 更新 2026-10-25 · CROSSWAVE EDITION

かのうみゆが演じるアイベリー、ギターでつなぐ物語 — 『地下アイドルの方程式』
《지하 아이돌의 방정식》 공식 포스터 · ©DMMショート

かのうみゆが『地下アイドルの方程式』で演じるアイベリーは、最初から歌手として舞台に立つ人物ではない。ライブハウスで働いていた彼女がギターを手に取り、仲間と音楽をつくる過程が、物語の一つの軸になる。ギターを弾きながら歌ってきたみゆには、楽器を扱う経験を役に持ち込める出演だ。

2025年12月23日正午にDMMショートで全30話が公開される本作は、実在の音楽ユニットOVAL SISTEM(オーバルシステム)の3人をモチーフとしている。小室哲哉が総合プロデュースと音楽を担い、自らも出演。リリー・フランキー、安倍乙、片田陽依と共演するみゆの役を中心に、ドラマと実際の音楽活動が出会う場所を見ていきたい。

ライブハウスのスタッフからギタリストへ

アイベリーの出発点は空手だ。けがでそれまでの活動を続けることが難しくなった後、ライブハウスで働きながらギターと出会う。客席と舞台を間近に見ていた人が、演奏する側へ移る設定だ。歌手になる夢だけを出発点とする人物とは違い、アイベリーには、一度立ち止まった後で別のことを始める時間が与えられている。

作品紹介のインタビューでみゆは、ギターを弾く役が自分にはなじみ深く、役と似たところもあったため取り組みやすかったと説明した。歌だけでなく、楽器を持つ姿勢や合奏の経験まで演技に使えることが、この配役との具体的な接点だ。公開に先立って彼女が伝えたのも、役をつかむ助けとなったこうした経験だった。

2025年アジアインフルエンサーフェスティバルの舞台に立つかのうみゆの資料写真
資料写真:2025年アジアインフルエンサーフェスティバルのかのうみゆ。ドラマの場面ではありません。

演じるみゆと、実際のメンバーiBerryは別人

作品を見る際、まず区別しておきたい名前がある。みゆが演じるアイベリーのモチーフは、実際のOVAL SISTEMのギタリストiBerry(アイベリー)だ。SNSの演奏映像をきっかけにTM NETWORKのレコーディングに参加した経歴は、iBerry本人のもので、かのうみゆの経歴ではない。どちらもギターを弾くが、同じ人物として紹介することはできない。

実際のOVAL SISTEMは住田愛子、mochiluca(もちるか)、iBerryの3人。ドラマでは安倍乙が愛子、片田陽依がルカ、かのうみゆがアイベリーを演じる。実在のユニットをもとにした物語であることと、俳優それぞれの活動歴を分けて読むと、みゆがsis(シス)とは別にどんな役へ挑んだかも明確になる。

3人とリリー・フランキーでつくるチーム

リリー・フランキーは音楽家役で3人と出会う。公開された出演者写真にも、片田陽依、安倍乙、かのうみゆ、リリー・フランキーが並ぶ。ポスターがユニットと音楽を前面に出す一方、この写真は、出発点の異なる人物が一つのチームになるという作品の構成を伝えている。

みゆが紹介した作品の関心も、音楽を通じて人と出会い、一緒に進む過程にある。役を知る際、ギターという共通点と共に、仲間との関係にも目を向けたい理由だ。ライブハウスで働くアイベリーが、仲間と演奏する人になるまで、誰かの音楽を聴く時間と自分の音を出す時間はどうつながるのか。そこが気になる。

『地下アイドルの方程式』出演者4人の現場写真
『地下アイドルの方程式』出演者。左から片田陽依、安倍乙、かのうみゆ、リリー・フランキー。©DMMショート

「Never Alone」と「I Surrender」をドラマで聴く

音楽では、小室哲哉が作詞・作曲した「Never Alone」と「I Surrender」が作品につながる。実際のOVAL SISTEMの曲を知る聴き手には、ライブで聴いていた歌がドラマの人物や状況とどう出会うかも、鑑賞のもう一つの手掛かりとなる。

みゆにとっては、ギターを弾く音楽家の経験を、俳優の仕事へ移す機会だ。sis(シス)の舞台を追ってきた読者なら、なじみの演奏者としての姿と、新たに演じるアイベリーを並べて見られる。出発点となった実在のユニット、役を演じる俳優、劇中の歌を区別すれば、そのつながりをより正確にたどれる。

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