REVIEW · 放送・映像
キム・ボムス「別れの味」とTaru「大切にするよ」、同じ街の異なる色

同じ街で別れる人もいれば、恋を始める人もいる。Color Of Cityは感情を一つにせず、異なる色のシングルに分けた企画だ。キム・ボムスの曲にはBlue、TaruにはWhite。同じ場所も、人によって同じ色には見えないという設定である。
二曲は一枚のアルバムの対照的な収録曲ではなく、企画内の別のシングルだ。「大切にするよ」にはMCハンギルの参加も明記される。二曲を読む際には、歌手と共に、つないだシム・ヒョンボと各曲の語り手の位置が重要になる。
企画をつなぐ人
Whiteの配信紹介は、シム・ヒョンボの全体プロデュースと「大切にするよ」の作詞・作曲を記し、「好き」と「別れの味」を前の作品として結ぶ。独立した歌を同じ名前の下へ置けるのは、この枠組みがあるからだ。
ここでは別れと恋が一人の必然的な順序である必要はない。別々の人に同時に起きてもよい。一つの街に複数の声を置くことは、感情の結論を一つにしない方法だ。恋する人の明るさは、別れた人の悲しみを消さない。
別れを感覚の名前にする
「別れの味」は関係の終了を、体に残る感覚へ移す題名だ。終わったと知ることと、日常でどう感じるかは異なる。味は飲み込んだ後にも残る。題名からも、別れの時間がその日に終わらないと読める。
Blueは別の入口を作る。青が誰にも同じ悲しみだと決める必要はない。感覚と色を並べることで、説明しにくい状態を事件の要約より身近に考えられる。別れの後の街の一日も、残った感覚によって違って見える。
一つの声のそばに返事を置く
Taruの題名は相手への約束だ。紹介は、恋で明るくなった恋人たちをWhiteで表す曲と説明する。MCハンギルのラップが相手側の感情を担い、男女二つの視点を聞かせるという。幸福という一語より、一人の言葉の隣に返事を置くことが特徴だ。
関係を肯定する言葉も独り言で終わらなければ別の印象になる。約束を受け取る側にも感情があることが構成に入る。ボムスの曲と並べれば、一つの喪失へ集中する方法と、二人の感情を分け合う方法が見える。色はその視線を追う目印になる。
街も特定の夜景や道の写真だけで考えなくてよい。異なる関係を生きる人が一緒にいる条件が先にある。BlueとWhiteは、同じ空間を別の気分で通る時間を並べて残す。
音源・制作情報
genie · Color Of City(White)作品紹介 ↗ · Bugs · キム・ボムス「別れの味」配信記録 ↗
