REVIEW · 放送・映像
かのうみゆ「Time Goes By」、過ぎた関係を新しい声で振り返る — チェンジストリート

DATE2026.03.06VENUEチェンジストリート第10回 · 弘大の屋上TIME放送レビュー
「Time goes by」は、題名から過ぎた時間を振り返らせる。かのうみゆが「チェンジストリート」第10回で歌ったこの曲は、初対面の相手に自分を素早く示す歌とは別の入口を開く。出会いの始まりより、過ぎた関係の意味を後から読むときに近づく題名だ。
番組公式のフル映像は2026年3月6日のENA放送と案内する。原曲はEvery Little Thingが1998年2月11日に発表したシングル。新しい歌唱を通して聴いても、その背後には別の歌い手が重ねてきた時間がある。
時間が過ぎて初めて見える関係
聴き方を動かすのは、時間がすべて解決する確信より、後になって知る心の隔たりだ。当時は伝えたつもりの言葉も、後には違う表情で記憶される。今の声を通して、過去を見つめる語り手の場所へ近づくことができる。
大きな盛り上がりだけを待つより、前の文が次に何を残すかを追いたい。関係を振り返る言葉には結論とためらいが同居する。題名の時間は、年月の経過という情報から、今もう一度語る人の距離へ変わる。
一人のレパートリーが見せる別の文法
同じ回に関連して紹介された「Password486」は、愛を確かめる具体的なルールを示す曲だ。過ぎた関係を振り返る歌と、今欲しい愛情の形を語る歌が並ぶ。国別の歌唱法の優劣より、一人の歌手が異なる語り手をどう担うかに耳を向けられる。
公式フル映像と放送クリップは、同じステージへの異なる入口になる。短い部分で関心を持ったら一曲の流れへ戻ってみたい。みゆの声を一つのイメージに固定せず、どんな関係の言葉を歌うかによって聴く焦点を変えられる。





