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REVIEW · 放送・映像

OK Go「Here It Goes Again」、走る機械の上で場所を変えるダンス

公開 2025-02-02 · 更新 2026-10-27 · CROSSWAVE EDITION

OK Go「Here It Goes Again」、走る機械の上で場所を変えるダンス
ARTISTOK GoWORKHere It Goes AgainFORMAT音楽レビュー

トレッドミルは、前へ走っても同じ場所にいられる機械だ。OK Goの「Here It Goes Again」はその機能をダンスの条件に変える。動く床では、とどまることも動作になる。体を置く位置によって機械は踊りを助け、あるいはバランスを奪う。

OK Goとトリッシュ・シーが共同監督した映像の中心は、4人のメンバーと複数のトレッドミルだ。物の用途を変える発想は簡単に説明できる。それを一曲の間ずっと見たくなるものにするのは、別の課題だ。映像はその違いを体で解いていく。

VIDEO · YOUTUBE

OK Go - Here It Goes Again (Official Music Video)

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床も一緒に動く

通常のダンスで床は、体を支える動かない条件だ。ここでは床が動き続ける。足を移す行為だけでなく、足を置く時間も重要になる。同じ動作でも、どのベルトにいるかで体の進む方向が変わる。観客は踊りと同時に機械の仕組みも読む。

動作を見る楽しさに、小さな計算が混ざる。あの場所に立てばどこへ行くか、隣に移れば何が変わるか。物語の説明がなくても次の瞬間を待ちたくなる。規則がわかりやすい道具だからこそ、その規則をずらした瞬間が鮮明になる。

4人の場所を分け合う

トレッドミルの空間は、一人で使う舞台より狭い。誰かが場所を占めれば、別の人の入口も変わる。4人で同じ装置を使う設定は、個々の動作をつながった課題にする。一人の動きと、4人の順序が合うことを同時に見る。

振付を覚える単位も変わる。一人の動作だけより、その人が去った場所に誰かが入る関係が残る。運動器具が人々の位置を変える小さな舞台装置になる。機械の形を隠さないことも有効だ。何をどう使っているか、観客が理解できるからだ。

発想の後に来る練習

Vevoの「Footnotes」でバンドが語る制作過程は具体的だ。まず機械を配置して可能な動きを探し、それらを振付の順序につないだという。ダミアン・クーラッシュは撮影場所をシーの自宅のダンススタジオと説明する。ひらめきの後に、空間を試し順番を決める作業があった。

その背景を知ると、映像には偶然の遊びと入念な練習が同居して見える。見慣れた機械は誰にでも思いつきそうな遊びに見せ、複数の身体がつながる順序は、それを最後まで実行する難しさを示す。

曲を思い出す体の地図

この曲を思い出すときに、機械の配置も浮かぶのは不思議ではない。動作は音楽が進んだ順序を空間の変化として残す。次に見るとき、機械の規則をすでに知っていても、4人の位置の変化をまた追いたくなる。

ここにある楽しさは、巨大な技術に驚く感情とは少し違う。日常的な機械に、人の体が別の使い方を提案する。同じ場所にとどまるための器具で互いの場所を変えるダンス。発想は短く説明できても、その説明の中には一曲をもう一度見る理由が残っている。

音源・制作情報

OK Go · Here It Goes Again 公式MV ↗ · MTV · Here It Goes Again 制作クレジット ↗ · OK Go / Vevo Footnotes · 制作の振り返り ↗