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REVIEW · フェス・音楽祭

BON.井上と永井愛実、二つの声が出会う — 日韓交流おまつり2026

公開 2026-10-11 · 更新 2026-10-27 · CROSSWAVE EDITION

BON.井上と永井愛実、二つの声が出会う — 日韓交流おまつり2026
LIVE4 TRACKS

この日の主な演目

主な演目・曲順不問

「日韓歌王戦」から「日韓交流おまつり」へ

10月10日、ソウル・江南区のCOEXで「日韓交流おまつり2026 in Seoul」が開かれた。「より良い未来へ、新たな一歩」をテーマに、両国の伝統芸能やポピュラー音楽、多彩な文化体験を紹介する催しだ。

日韓交流おまつりは、国交正常化40周年を記念した2005年の「日韓友情年」をきっかけに始まった。その後、両国の市民が互いの文化に触れる代表的な交流行事の一つとなり、今年も多様な分野の実演家がソウルを訪れた。

この日、注目を集めた出演者がBON.井上と永井愛実だった。日本の「ゲンエキカオウ~歌姫~」を経て、韓国の「2026日韓歌王戦」に出演し、韓国の視聴者にも知られるようになった2人。番組では韓国の歌手と競い合ったが、今回は文化交流行事の出演者として舞台に立った。

午後4時15分ごろからの公演は、それぞれのソロとデュエットで構成された。声質も歌い方も異なる2人が、日本のポピュラー音楽の多彩な魅力を韓国の観客へ届けた。

BON.井上と永井愛実、二つの声が出会う — 日韓交流おまつり2026 · 公演写真

BON.井上、力強い歌声で届けた「Beautiful」

青緑色の髪と白い衣装で登場したBON.井上は、Superflyの「Beautiful」を披露した。力強い歌声と躍動的な動きを持ち味とする歌手で、この日も豊かな声量でステージを引っ張った。

「Beautiful」はSuperflyが2015年に発表した曲だ。越智志帆の圧倒的な歌唱が印象的で、高い音域と長い息、展開に応じた感情表現が求められる。ライブでも歌唱力が大きな意味を持つ作品である。

BON.井上はその特徴を生かし、高音でも声の勢いを保ちながら、原曲の爽快感を伝えた。舞台を積極的に動きつつ安定して歌う姿には、オーディション番組でも見せた強みがあった。

「Beautiful」の当日のステージは、Diegoが撮影した次の映像で見ることができる。

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BON.井上 · Beautiful

撮影・チャンネル:Diego · YouTubeで見る ↗

もう一つの演目では、韓国語版「난 괜찮아」や日本語題「恋のサバイバル」でも知られる「I Will Survive」を歌った。グロリア・ゲイナーが1978年に発表したディスコの名曲で、韓国ではジンジュの「난 괜찮아」としても親しまれる。日本でも多くの歌手が訳詞版やカバーを歌ってきた。

BON.井上は韓国語と日本語を行き来して歌った。両国の観客がそれぞれ親しむ曲を、一つのステージで届けた形だ。力強いリズムと伸びやかな歌声が響く曲で、そのボーカルスタイルによく合う選択だった。

2曲を通じて、声量と表現力という強みが伝わった。高い音を出すだけでなく、歌のエネルギーを保ち、それを客席へ届ける力が際立っていた。

韓国語と日本語で歌う「난 괜찮아/恋のサバイバル」のステージも、当日の映像で紹介する。

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BON.井上 · 난 괜찮아 / 恋のサバイバル

撮影・チャンネル:Diego · YouTubeで見る ↗

BON.井上と永井愛実、二つの声が出会う — 日韓交流おまつり2026 · 公演写真

永井愛実、「好きな人がいること」の柔らかな魅力

力強さを前面に出したBON.井上に対し、永井愛実は明るく柔らかなステージを作った。薄紫のドレスに赤いバラを手に登場し、JYの「好きな人がいること」を歌った。

2016年発表の同曲は、フジテレビの同名ドラマの主題歌。韓国のガールズグループKARA出身の知英が、日本でJY名義で発表した曲でもある。

韓国出身の歌手が日本語で発表した歌を、日本の歌手が韓国の日韓交流行事で歌う。今回の選曲は、催しの趣旨にもよく合っていた。日本のポップスを紹介しながら、韓国とのつながりも自然に見いだせる作品だ。

永井は澄んだ声で、明るくロマンティックな雰囲気を表現した。BON.井上と比べれば声量や発声の安定感には差も感じられたが、柔らかな声と明るい表情で自らのステージを作っていった。

冒頭には小さな音響トラブルもあった。伴奏の直前、突然「ONE, TWO, THREE, FOUR!」という英語のカウントが客席へ流れ、永井も予想外だったのか、一瞬戸惑った様子を見せた。原曲にない音で導入の流れは短く途切れたが、その後は通常どおり進んだ。

短い出来事ながら、ライブでの音響準備や進行の重要性を感じさせた。曲の空気を作る冒頭で起きただけに、惜しさも残った。

それでも永井は歌を続け、自らの声色と表現を届けた。大きな声量で圧倒するというより、明るく親しみやすい雰囲気で歌を伝えるタイプの歌手だった。

永井愛実の「好きな人がいること」は、次の公演映像で見ることができる。

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永井愛実 · 好きな人がいること

撮影・チャンネル:Diego · YouTubeで見る ↗

異なる声で歌う「GLAMOROUS SKY」

ソロに続いて2人はデュエットも披露した。選んだのは、中島美嘉が映画『NANA』の大崎ナナ役として発表した「GLAMOROUS SKY」だった。

2005年発表の同曲は、日本のロックや大衆文化で広く知られる。L’Arc-en-CielのHYDEが作曲し、漫画『NANA』の作者・矢沢あいが作詞。映画のヒットとともに人気を集めた。

強いギターサウンドとロックの勢いを特徴とする原曲に、中島の独特の声が加わり、一般的なポップバラードとは異なる空気を作っている。

BON.井上と永井は、それぞれの歌い方を生かした。BON.井上が豊かな声量と力強い声でロックの勢いを担い、永井は澄んだ柔らかな声で別の表情を添えた。

声質の違いは大きかったが、それこそがデュエットの特徴になった。交互に歌うことでソロでは聴けない構成が生まれ、重なる部分では2人の個性を比べて聴けた。

一曲の中で、BON.井上の強さと永井の明るい声が交差するのが面白かった。同じスタイルにそろえるのではなく、それぞれの長所を保って歌っていた。

「2026日韓歌王戦」で日本代表として共演した2人が、ソウルの文化交流行事で再びデュエットした点も印象に残る。番組から始まった縁が、実際の公演へと続いていた。

2人の声が交わる「GLAMOROUS SKY」のデュエットも、Diegoの公演映像に収められている。

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BON.井上 × 永井愛実 · GLAMOROUS SKY

撮影・チャンネル:Diego · YouTubeで見る ↗

番組の縁が、音楽交流のステージへ

2人は今年、日本の「ゲンエキカオウ~歌姫~」と韓国の「2026日韓歌王戦」を通じて活動の場を広げた。日本で活動する歌手が韓国の音楽番組へ出演し、その後、現地の公演や催しにも参加する流れが続いている。

今回は競争よりも、それぞれの音楽を紹介することに重点が置かれた。BON.井上は日本のロックやポップスの力強さを、永井は明るく柔らかな歌を届けた。「GLAMOROUS SKY」では、異なる歌い方を同時に聴くことができた。

BON.井上は公演後、永井と再び韓国で歌えた喜びをSNSで伝えた。日韓交流への貢献で表彰を受けたことも報告し、今後も両国で音楽活動を続ける意向を示した。

公演とあわせて行われた感謝状贈呈式も映像で紹介する。歌を通じた交流を、演奏以外の場面からも振り返ることができる。

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BON.井上 × 永井愛実 · 感謝状贈呈式

撮影・チャンネル:Diego · YouTubeで見る ↗

催しにはほかにも両国の多様な実演家が参加した。伝統芸能からポピュラー音楽、舞踊やパフォーマンスまで続き、会場には両国の文化に触れる体験企画も設けられた。

その中で2人は、Superfly、JY、中島美嘉の曲を通じ、日本のポピュラー音楽の異なるスタイルを紹介した。「I Will Survive」の韓国語と日本語による歌唱では、両国になじみのある音楽も届けた。

番組を通じて生まれたつながりが、実際の舞台へ続いた点にも注目したい。日本のオーディション番組から韓国の放送へ進み、今度はソウルの交流行事で韓国の観客と直接会ったのだ。

10月10日のCOEXで、BON.井上と永井愛実はソロとデュエットを通じ、それぞれの魅力を見せた。力強い歌声、明るい声色、そして共に歌った「GLAMOROUS SKY」。短い時間の中で、さまざまな表情の日本のポップスに触れられた。

関連する現場映像

この記事に関連するDiegoチャンネルの現場映像。

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BON.井上 × 永井愛実 · 感謝状贈呈式日韓交流おまつり2026
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BON.井上 × 永井愛実 · GLAMOROUS SKY日韓交流おまつり2026
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BON.井上 · Beautiful日韓交流おまつり2026
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永井愛実 · 好きな人がいること日韓交流おまつり2026
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BON.井上 · 난 괜찮아 / 恋のサバイバル日韓交流おまつり2026
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