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REVIEW · フェス・音楽祭

ペンタポート2023——猛暑の松島で見た、昼のフェスの風景

公開 2023-08-05 · 更新 2026-10-25 · CROSSWAVE EDITION

ペンタポート2023——猛暑の松島で見た、昼のフェスの風景

真昼の松島月光祝祭公園では、音楽と同じくらい水と日陰が切実だった。2023年8月4日から6日に開かれた仁川ペンタポート・ロック・フェスティバル。本稿では、そのうち昼の時間帯に見た観覧の風景を中心に振り返る。

舞台へ向かって立つ観客の隣には、ピクニックのように座って休む人や、グッズを見る来場者がいた。同じフェスの中でも、聴き、待つ方法は違う。松島の広い屋外空間は、そうした動きをともに受け止めていた。

「ペンタポート」の名が表す都市

「Pentaport」は単なるフェスのブランドではない。文字どおり「五つの港」を意味する。仁川空港、仁川港、情報ポート、ビジネスポート、レジャーポートを結ぶ都市戦略の概念から始まった名だ。仁川が単なる港でなく、人、物流、情報、文化が同時に動く都市であることを、象徴的に示している。

歴史は思う以上に長い。始まりは1999年の「トライポート・ロック・フェスティバル」だった。予定されたのはディープ・パープル、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ザ・プロディジー、ドリーム・シアターなど、今見ても驚く顔ぶれ。しかし記録的な豪雨で中止となり、伝説のように語られた。2006年から「ペンタポート・ロック・フェスティバル」として再出発し、続く中で韓国のロックフェスの象徴となった。

場所も何度か移った。東春洞の敷地、ドリームパークの芝生、正西津のアラベッキルを経て、現在の松島月光祝祭公園へ落ち着いた。この変化は重要だ。広く開放的な松島の都市構造は、大規模な屋外公演によく合う。仁川都市鉄道1号線の松島月光祝祭公園駅ができ、アクセスも大きく改善した。地下鉄だけでロックフェスへ行けるようになったのだ。

・会場の様子

猛暑の中で迎えた、昼のステージ

2023年は8月4日から6日まで、3日間の開催だった。キム・ユナ、The Black Skirts(コムジョンチマ)、Cherry Filter(チェリー・フィルター)、チャン・ギハ、Car, the garden(カー・ザ・ガーデン)、LEENALCHI(イナルチ)などの韓国勢と海外バンドが名を連ねた。

訪れた日は猛暑警報が出るほど暑かった。昼の公園に日陰は少なく、風まで熱かった。待つ観客のそばには、日傘、帽子、水、氷のカップが並んだ。

音楽が流れる間も、人々は暑さを避ける場所を探し、休憩を取っていた。前で集中して聴く時間と、少し後ろへ下がって休む時間がともに続く。屋外の鑑賞は、舞台の構成だけでなく、その日の気温や休める場所にも左右されていた。

舞台前と休憩スペースの間を動く

演奏に集中する人、座って休む人、グッズを見る人が、同じ公園にいた。決まった席で最後まで見る会場と違い、とどまる場所や参加の仕方は分かれていた。

・会場の様子

地下鉄駅から続く、都市型フェス

松島月光祝祭公園駅から歩いて入れることは、このフェスの空間的な特徴だった。泊まりがけの人だけでなく、首都圏から日帰りで訪れる人も、同じ舞台に集まれた。

友人と来た人と、音楽を目当てにした人が混じる。それぞれの関心に合わせて聴いたり、ブースを回ったりして時間を過ごした。

キャンプのように長く滞在する方法と、街の公演を訪れる方法が、一つの空間に重なった。目に入ったのは、一つの決まった鑑賞法より、公演と休息を行き来する人々の動きだった。

昼の現場から残った風景

昼に滞在した記録で、夜の舞台や全出演者の公演は評価できない。ここで捉えたのは、猛暑でも歌を聴き、休み、再び舞台へ向かう人々の観覧風景だ。

夏の屋外公演には、音楽を届ける舞台と、人々が時間を過ごす空間の両方が必要だった。水と日陰を求める動き、集中する場所と休む場所が共存する風景が、2023年のペンタポートの昼を示していた。

📌 仁川ペンタポート・ロック・フェスティバル

  • 📍 会場: 仁川広域市延寿区セントラル路350(松島月光祝祭公園)
  • 🗓 開催日: 2023年8月4日〜6日
  • 🚇 アクセス: 仁川都市鉄道1号線・松島月光祝祭公園駅から徒歩
  • 公式サイト