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REVIEW · 楽曲・アルバム

YOASOBI「群青」、好きだと言ったあとの時間

公開 2025-09-24 · 更新 2026-10-25 · CROSSWAVE EDITION

YOASOBI「群青」、好きだと言ったあとの時間
ARTISTYOASOBIWORK群青FORMAT音楽レビュー

カラオケ番号

2026.10.25 確認
TJ Media(韓国)
YOASOBI
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DAM
YOASOBI
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JOYSOUND
YOASOBI
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好きなものが見つかった、という言葉は物語の結末のように響くことがある。YOASOBIの「群青」は、そのあとに残る時間を考えさせる。心の向かう先を知っても、自分の力まで信じられるとは限らない。何をしたいかが明確になって初めて、他人との差が大きく見えることもある。この曲の明るさには、そんな居心地の悪い出発も置かれている。

山口つばさの漫画『ブルーピリオド』に着想を得た曲であることが、この感情を具体的にする。美術と自己表現へ入っていく物語では、色は性格を格好よく呼ぶだけの比喩ではない。何かを見て、選び、手で表す人の材料だ。題名の群青色から考えると、夢という大きな言葉が実際の制作に向き合う人へ近づく。

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YOASOBI「群青」(Blue) from 『“YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024” LIVE IN SEOUL KOREA』2023.12.17

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見えるものと描けるものの間

何かを鮮やかに感じることと、他人にも見える形にすることの間には隔たりがある。初めて好きだと認めた人も、そこに立つことになる。足りなさを感じても、気持ちが偽物だったことにはならない。表したいものができたからこそ、まだできない部分がよく見える状態かもしれない。

「群青」を創作の歌として聴く面白さは、その隔たりを急いで英雄の成長物語に変えずにいられるところにある。新しい色を選んでも、作品が自動的に完成するわけではない。気に入らない選択も、やり直しもあるだろう。自分の経験を重ねるなら、大きな達成より、好きなことを認めたあとで初めてぶつかった難しさを思い出してみたい。

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YOASOBI「群青」 from 初有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』2021.12.04@日本武道館

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自分の声を探す歌に加わる合唱

Ayaseが作り、ikuraが歌う曲には、ぷらそにかの声も参加している。自分の表現を探す話に、複数の人が歌う音が入るところが面白い。個人の選択を語るからといって、すべての音が一人に属する必要はない。自分の声を出すことは他者を消すことではない。その点を音楽の人数構成からも考えられる。

合唱が悩みの答えを代わりに出すわけではない。何を作り、何を好きだと言うかは、それぞれに残される。ただ、一つの声の周りに別の声が置かれると、自分で選ぶ道と一人で耐えなければならない道を分けて考えられる。制作は代わってもらえなくても、その選択を一緒に見守ることはできる。励ましは、そのくらいの近さでも力を持つ。

完成した自分より、次の制作を残す

この曲は、アルフォートミニチョコレートの広告と『ブルーピリオド』の出会いから始まった。短い映像で触れた青の印象も、曲全体ではもっと長い時間になる。感覚に気づき、表そうと努め、また足りなさを感じる過程が、一つの完成された画像の裏へ消えずに残る。好きという気持ちは出発の理由であり、その後の難しさを切実にする条件でもある。

聴き終えたあと、必ずしも自信が完成しなくていい。気に入らない絵や書けない文章にもう一度手を伸ばせるなら、歌は今の作業に出会ったことになる。「群青」の色は、完成した自分を紹介する印より、次に何をしようか選ぶ人の近くにある。多くの声が過ぎたあとも、その一人の手は自分の場所に残る。

音源・制作情報

YOASOBI:群青 作品情報 ↗ · YOASOBI:群青 公式ミュージックビデオ ↗